はじめに
当サイトで使用しているワードプレスのデータベースを、MySQL5.7からMySQL8.0へバージョンアップしました。これはその備忘録です。レンタルサーバは ロリポップ! です。
必要な情報について
黒塗りになっていますが、MySQLのバージョンアップするための必要な情報は以下の4点です。古いデータベースと新しいデータベースの分が必要です。どちらもロリポップのユーザ専用ページから確認することができます。
- サーバー(データベースがインストールされているサーバ名)
- データベース名(接続するデータベース名)
- ユーザー名(データベースにログインするためのユーザー名)
- パスワード(データベースにログインするためのパスワード、「パスワード確認」をクリックするとポップアップで表示されます)
念のためにワードプレスの管理画面でバックアップを取る
念のために、ワードプレスの管理画面からバックアップを取得します。万が一、データベースのバージョンアップに失敗して、ワードプレスが起動出来なくなっても、ワードプレス自体のバックアップがあれば、比較的早い復旧が可能でしょう。
MySQL5.7の古いデータベースのバックアップを取る
- ロリポップにログインして、サーバ管理画面から、phpMyAdminにログインします。
- ログイン出来たら、画面上部の「エクスポート」をクリック。
- モザイクになってますが、エクスポートする古いデータベース名が正しいことを確認します。
- 「エクスポート方法」はデフォルトの「簡易」のまま何も変更せず、そのまま「エクスポート」をクリックしデータベースのバックアップファイルを保存します。
- 念のために、このバックアップファイルもオリジナルをコピーします。
新しいバージョンのデータベースを新規作成する
MySQL8.0のデータベースを新規に作成します。ロリポップのサーバ管理画面から、新規にデータベースを作成します。新しいデータベース名と新しいパスワードを設定します。
バックアップファイルを修正する
古いデータベースのバックアップファイルを修正します。
- CREATE DATABASE IF NOT EXISTS `古いデータベース名`から始まる行を削除
- 古いデータベース名を指定している2か所を新しいデータベース名に変更
バックアップファイルには当然、接続するデータベースに古いデータベース名が指定されているので、データベース名を新しいデータベース名に変更します。
新しいバージョンのデータベースに修正済みのバックアップファイルをインポートする
- 新規に作成したデータベースにmyPhpAdminでログインします。
- 画面上部の「インポート」クリック。
- 「インポートするファイル」の「ファイルを選択」をクリックして、修正済みのバックアップファイルを選択します。
- 「インポートをクリックします。
ワードプレスのwp-cofig.phpの内容を書き換える
ワードプレス側で接続するデータベース名などを変更する必要があるので、wp-cofig.phpを書き換えます。
編集するには書き込み権限を設定する必要があります。また、編集後は読み込み専用に戻すことを忘れないようにしましょう。
サイトヘルス状態を確認する
最後にワードプレス上でサイトヘルス情報を確認します。
動作確認ができたら、古いデータベースも忘れずに削除しましょう。
ロリポップで古いデータベースを削除すれば、データベースのバージョンアップは完了です。
お疲れ様でした。
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